金曜ロードショー『美女と野獣』違いは?2017年5月19日

今週の金曜5月19日の日テレ金曜ロードショーで実写版『美女と野獣』やりますね。

え?今映画館でやってるディズニーのやつ?いえいえそうじゃないです。

実写版ですが、ディズニーじゃなくてこちらはフランス・ドイツ合作映画。主演のレア・セドゥは他の映画で何度か見てる好きな女優さんなので、ちょっと調べてみました。

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ディズニー版とは違う&原作に近い『美女と野獣』

  • 放送日程:2017年5月19日(金)よる9時〜10時54分放送 日テレ系列

今回金曜ロードショーでやるのは2014年のフランス・ドイツ合作映画。日本の地上波では初放映だそうです。

エマ・ワトソン主演で絶賛上映中のディズニー版実写作品との比較という点で楽しめそう&話題になるでしょうね。

原作に近いのはこちらの方で、華やかさと音楽よりも、登場人物の心理描写に重きが置かれており、フランス本国での評価は高いそうですよ!

  • 美女と野獣の原作:1740年に出版されて以来270年以上もフランスで親しまれている民話。角川文庫などから出版されてます。

ただし、この2014年の特徴は、「なぜ、王子は野獣になってしまったのか?」という、野獣の過去にフォーカスしているところで、これは原作の民話にはない独自の解釈とのこと。

お子さん向け、ファミリー向けにアレンジされたディズニー版のイメージで観るとギャップに驚くかもしれません。

「野獣の作りがちょっと安っぽくて、恐ろしいビーストというより猫ちゃんみたい」という声もありますね。

あ、そうそう。

野獣の元奥さんが石になってるらしいですよ。

え?野獣って奥さんいたの?それで今度はベルに恋?

ディズニーのアニメ版で育った少女たちにはショックな内容ですね(^^;)

わかりやすい純愛ストーリーというわけにはいかない模様。

大人向け『美女と野獣』と心して観たほうがよいでしょう。

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ベル役のレア・セドゥの演技に注目


ヒロインのベルを演じるレア・セドゥ。現代のフランスを代表する女優さんではあるけど、絶世の美女とはいいがたい(失礼)。

演技力と、独特の存在感や個性が魅力の女優さんです。

ストーリーが進み、色々な表情をみているうちに引き込まれるというタイプ。

なので、『美女と野獣』のヒロインをやるというのは正直なところ驚きです。フリフリドレスのイメージがまったくないですからね。

ひたすら美しくきらびやかなディズニー版とは一味違うであろう、レア・セドゥの深みのある演技が見どころですね。

ちなみに筆者がレア・セドゥをはじめて観たのはウディ・アレン監督の『ミッドナイト・イン・パリ』(2011年)。

偏屈な主人公と話が合うパリの中古レコード店員さん役でした。

この映画はマイ・フェイバリット・ワンなので、レア・セドゥの飾らない笑顔がとても印象に残っています。

他にも『マリー・アントワネットに別れを告げて』(2012年)など多くの作品に出演しているレア・セドゥ。

代表作は『アデル、ブルーは熱い色』(2013年)。こちらは第66回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞作。

この作品でレア・セドゥはカンヌ映画祭史上初の出演女優としてのパルム・ドール受賞という快挙を成し遂げています。

女性同士の激しい性描写が話題となった本作。予告編だけ観ましたが、上映時間が179分!もの長編ということで未見です・・・。

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監督はクリストフ・ガンズ

なお、監督もフランス人のクリストフ・ガンズ。57歳。

この人のほかの作品は観たことはないけど、1996年に『クライング・フリーマン』という作品があります。

これ、懐かしい日本の漫画(小池一夫・池上遼一コンビ)の日仏合作実写化だそう。

漫画は知ってたし読んでいたけど日仏合作で映画になっていたのは知りませんでした!ちょっと観てみたいなあ。

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『美女と野獣』キャスト&スタッフ

出演

キャスト
野獣/王子 ヴァンサン・カッセル 山路和弘
ベル レア・セドゥ 渋谷はるか
商人(ベルの父) アンドレ・デュソリエ 塾一久
プリンセス イボンヌ・カッターフェルト 甲斐田裕子
ペルデュカス エドゥアルド・ノリエガ 斉藤次郎
アストリッド ミリアム・シャルラン 早川舞

スタッフ

監督/脚本 クリストフ・ガンズ
撮影 クリストフ・ボーカルヌ
美術 ティエリー・フラマン
衣装 ピエール=イヴ・ゲロー
音楽 ピエール・アデノ
クリーチャー・デザイン パトリック・タトポロス

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『美女と野獣』原作のあらすじ

  • 角川文庫『美女と野獣』(ボーモン夫人)を読みましたので、そのあらすじをここに記しします。

フランスにお金持ちの商人がいました。彼には3人の息子と3人の娘がおり、末娘のベルはひときわ美しく、優しい性格で近所でも評判。二人の姉はいじわるで、いつもベルを妬んでは妹に辛くあたるのでした。

一家は何不自由なく幸せな生活を送っていましたが、商船の海難事故で父が財産を失い、唯一残された片田舎の別荘で貧しい暮らしを余儀なくされます。

父をはじめ男手は朝から晩まで畑仕事。末娘ベルは家事や炊事でを一家けなげに支えます。それに比べ姉二人は貧乏暮らしに不平不満ばかり。

ある日、無事残った一部の商品を載せた船が港に戻ったとの知らせを受け、意気揚々と出かける父。

久しぶりに贅沢ができると大喜びの姉たちは、衣服や宝飾品のおみやげを父にねだります。

一方、父から「おまえは何がほしいかい」と問われたベルは、遠慮しつつも「では、バラの花を一輪」とだけ答えるのでした。

交渉にでかけた父ですが、残念なことに商人から利益を得られず失意のまま帰途につくことに。

雪の積もる森の暗い夜道、食べるものとて無い父は気を失いそうなほど疲れきってしまいます。

すると、道の外れに明かりが見え、近づいてみると信じられないくらい豪華な宮殿がありました。

声をかけても、中に入っても人の姿が全くみえません。でも、室内はどこも明かりが灯され、食堂には食事の用意も整ってします。

疲れと空腹に耐えられなくなった父は、テーブルの上に料理された豪勢な食事を平らげ、ベッドで眠りこけてしまいます。

翌朝起きて、庭のバラ園から一輪バラをもぎ取ると、突然轟音とともに恐ろしい顔をした野獣が現れこう告げます。

「疲れたおまえを寛大にもてなしてやったのに、私の大事なバラを盗むとは何たる恩知らず。命は貰った。覚悟しろ。」

「もしも娘を一人身代わりによこすなら、おまえの命は助けてやる。」

野獣から放たれた父は、家に帰り子供たちに涙ながらに事情を話します。

すると迷うことなくベルは「自分が野獣のもとへいきます。」と発言。

ベルの決意は固く、大反対した父も最終的にはベルを連れて野獣の宮殿へ届けるのでした。

宮殿で最初に野獣と対面したとき、その醜い容貌に驚くベル。しかし、みかけによらぬ優しい気配りに、ほどなくして恐怖心は消え去ります。

しかし、野獣から「私の妻になってくれないか」という申し出を受けたとたん、ベルは「それはできません!」とはっきり拒絶。

それからの宮殿での暮らしは、なんでもベルの望むまま。野獣もずっと優しく接してくれます。

ただし、毎晩の楽しい夕食のあと決まって求婚してくるのだけは受け入れらないまま、日々は過ぎていきます。

数年後、子供たちが巣立って一人暮らしとなった父が病床に臥せっていることを知り、父を見舞いたいと願うベル。

野獣は、1週間で必ず帰ってくるなら見舞いに帰ってもよいと告げます。

固い約束をかわして実家へ帰り、懐かしい父との再会に涙するベル。父の看病をしたあと、決めたとおり1週間後には宮殿に戻るつもりでいました。

しかし、ここでまたしても姉二人がベルを邪魔します。てっきり野獣に食われてしまうだろうと思っていたら、ベルが宮殿で毎日お姫さまのような暮らしをしていたことを知った姉たち。

自分たちの結婚相手が期待はずれだっただけに不満を抑え切れません。

姉たちは話し合って、心にも無く、もう妹と離れたくないと、ずっとここに残ってほしいとベルに頼みます。

家族と野獣、大事な存在からの頼みごとに、どうしてよいか迷ってしまうベル。

約束の1週間を何日も過ぎたあと、野獣が今にも死に絶えそうな様子を夢に見たベルは、意を決して宮殿に戻ります。

夢で見たとおり、ベルを失ったショックで野獣は息を引き取る寸前に。

その姿をみたベルは「私、あなたと結婚します。だからどうか死なないで」と懸命に声をかけるのでした。

すると、なんということでしょう。そこにいるのは、恐ろしい顔をした野獣ではなく、見目麗しい若き王子さま

彼は、かつて仙女に魔法をかけられて野獣の姿にされていたこと、そしてその魔法は、自分と結婚するという女性があらわれたときに解けることを告げます。

晴れて迎えた王子とベルの結婚式の日。ベルの家族も皆招かれ、魔法をかけた仙女もそこにやってきます。

仙女は、優しい心をもつベルの将来を祝福します。そして、ずっといじわるだった二人の姉を石に変えてしまいます。

石像となった姉二人は、未来永劫ベルの宮殿の扉のオブジェとして、妹の幸せな暮らしをただ眺め続ける。という恐ろしい罰を与えるのでした。

おしまい

『美女と野獣』原作者ボーモン夫人について

『美女と野獣』原作者ボーモン夫人(1711年~1780年)

ボーモン夫人は、フランスの中流家庭に生まれ、教育者・童話作家として活躍しました。

一人目の夫は資産家ながら放蕩と悪道のダメ男だったらしく離婚。二人目の夫と幸せな家庭を築き、幼少の頃から関心をもっていた教育・童話作家の道へ。

一時期イギリスに渡っており、この渡航期間が彼女の創作が最も盛んな次期だったようです。

世界史上の大事件であるフランス革命前夜に亡くなっています。

なおこのボーモン夫人の『美女と野獣』は、彼女が30歳の頃にヴィルヌーブ夫人が最初に著した物語のコンパクト版。

ボーモン夫人は、道徳の授業の一環として民話や童話を使っていたので、子供にも親しみやすいよう、短くまとめたものと思われます。

NetFlixで配信中!

さてこの2014年フランス・ドイツ合作版の実写『美女と野獣』。

動画配信サービスのNetFlixでも配信してますね。

NetFlixは1ヶ月間無料おためしキャンペーンを実施中なので、金曜ロードショーで見逃してしまった人は利用してみては?

⇒ NetFlix 『美女と野獣』(2014年)フランス・ドイツ合作


以上、2017年5月19日の金曜ロードショー『美女と野獣』について書きました!