貴族探偵 ポルパ≠ポルカ 老人(お爺さん)と子供のポルカ ズビズバー

貴族探偵

2017年4月17日(月)のフジ月9ドラマ『貴族探偵』1話。ポルパ(ポルチーニ・パーティ)のために集まった若者の一人が犠牲になりました。鼻形警部補(生瀬勝久)がポルパをポルカと勘違いしていましたね。老人(お爺さん)と子供。ズビズバ。あれ、なんだったのでしょう?

ポルパ?ポルカ?老人(お爺さん)と子供?ズビズバ?

鼻形警部補。ドラマの1話から飛ばしてましたね。クセモノ役が多い個性派俳優の生瀬勝久さんの面目躍如。若い部下から「ポルパって何かわかってますか?」と言われ、知ったかぶりで答えていましたね。

「ポルカだろ。わかってるよ。お爺さんと、子供のあれだろ。ポルカズビズバって。なあおい。いまどきポルカかよー。」

鼻形警部補が言ってたのはポルカ違い

残念ながら鼻形警部の知ったかぶりは完全に外れていました。

彼がいっていたのは、これです。

「老人と子供のポルカ」

「老人と子供のポルカ」とは?

「老人と子供のポルカ」とは、1970年(昭和45年)に左卜全(ひだり・ぼくぜん)さんとひまわりキティーズの歌唱による歌謡曲です。

ひまわりキティーズとは、劇団ひまわりの子役の女子小学生5人による合唱グループです。

なお「ポルカ」というのは、チェコの民俗舞曲のこと。二拍子の軽快なダンス。そのダンス曲のことを言います。

実際の曲はこちら!

いかがでしょう?ズビズバーパパパヤー(笑)

やめてけれ やめてけれ(^^;)

一度聴いたら、そして見たら、耳にも目にも焼き付いて離れない強烈な曲ですねー。

でも、実はこの歌詞。「やめてけれゲバ」「やめてけれジコ(事故)」「やめてけれスト」など、高度成長期に急増した交通事故や公害などの社会矛盾、過激な左翼運動などによる社会不安への風刺がこめられているんです。

ちなみにゲバとは、ドイツ語のゲバルトの略。過激派学生などの、闘争としての暴力行為のことを指す言葉として当時一般に使われていました。今や完全に死後ですね。

左卜全

左卜全さんは、1894年(明治27年)生れの俳優・オペラ歌手です。

明治生まれ!

この曲を発表した翌年の1971年にお亡くなりになっています。

当時の芸能界の世界では「一、二を争う変人」と言われたそうですが、演技にかける情熱は並々ならぬものを持っていたとのこと。

実は当初別の人がこの曲を歌う予定だったところ、直前になって急に左卜全さんが起用されたという裏事情があったそう。

そしてこれが当時40万枚も売れる大ヒットとなり、76歳だった左卜全さんは「史上最高齢の新人歌手」と言われました。

さらにこのとき、左卜全さんはこの曲に関してレコード会社と買取契約を結んでいたため、40万枚の大ヒットにもかかわらず受け取った報酬は20万円だったそうです。

このエピソード。同じく昭和の大ヒット童謡「およげたいやきくん」(1975年)を歌った子門真人(しもん・まさと)さんも同様の悲運で知られています。

「およげたいやきくん」は当時空前の大ヒットで売上の累計はなんと500万枚超!

今なお「日本で一番売れたシングル盤」のタイトルホルダーです。なおこのとき子門真人さんは1曲5万円のアルバイトとして買取契約をしていたそうです・・・。


いやあ、それにしても。

「老人と子供のポルカ」ネタなんて月9見てる若い人たちは全く知らないでしょう。

まあそういう私もさすがにリアルタイムじゃなかったですけどね・・・。

このドラマ『貴族探偵』。わかろうとわかるまいと小ネタをどんどんぶっこんできそうですね(^^;)

以上、ドラマ『貴族探偵』1話の小ネタとして登場した昭和の大ヒット童謡「老人と子供のポルカ」について書きました。