坂元裕二 カルテット脚本!実力派俳優の豪華共演

カルテット

2016年1月からTBS火曜ドラマでスタートする『カルテット』の脚本は坂元裕二(さかもとゆうじ)さんです。坂元裕二さんといえば『Mother』(NTV)、『最高の離婚』(CX)、『Woman』(NTV)などのドラマがあります。この記事では、素晴らしい脚本を次々に世に出す坂元さんが手がけたドラマについてまとめてみました!

 

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『カルテット』脚本 坂元裕二さんのプロフィール

坂元さんは1967年大阪出身の49歳です。

19歳の時に第1回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞してデビューしました。

ちなみに、坂元さんの奥様は女優の森口瑤子さんです。

坂元裕二さんが脚本を担当した作品

数々の脚本を手掛けてきた坂元裕二さん。その中でも特に印象深い作品をご紹介します!

『東京ラブストーリー』(1991年)

この作品は坂元さんが24歳の時のものです。
原作は漫画家柴門ふみさんのもので、爆発的大ヒットした作品でしたね。

『かんち』『リカ』という呼び合いは、巷で真似をする人が大勢いました。

仕事が出来て性格がハッキリしている赤名リカと、少しボヤッとしているけど優しい永尾完治。2人の気持ちのすれ違いにはイライラしましたね。

結局2人がハッピーエンドで終わる話ではなかったのに、なぜかモヤモヤ感はありませんでした。

織田裕二さんと鈴木保奈美さんはこの時期は時の人でしたね。
今でも鮮明に覚えているドラマです。

社会現象まで起こしたこの作品が、24歳の時のものだなんて、改めてビックリです。

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『愛し君へ』(2006年)

原作はさだまさしさんの小説『解夏』です。

これはベーチェット病という病気の名前が世間に知られたドラマでした。

この時期は純愛物のドラマが次々出てきていました。
そして、この『愛し君へ』もそんな中出てきた純愛物です。

研修医の四季と、カメラマンの俊介。

出会いは決して良くはなかった。

でも、俊介の本当の姿と難病に侵されても自分の生き方を貫こうとする姿に、四季が心を動かされていくストーリーです。

この俊介をサポートしていく小児科医の降谷先生が何と言っても大きな存在。先生の人間力が、この2人の間のゴタゴタをよい方向へ導いていく。

その先生が時任三郎さんです。

そして研修医の四季を、今いろいろなドラマでまた活躍している菅野美穂さん。
カメラマンの俊介を藤木直人さんが演じていました。

涙なくしては観れないドラマでしたね。

『それでも 生きてゆく』(2011年)

このドラマはどちらかというと、それまでの坂元裕二さんの作品とは異なるテーマでした。
少年犯罪や核家族化、サイコパス的な要素を含んだストーリーになっています。

主人公の深見洋貴は妹深見亜季を友人だった少年Aこと三崎文哉に殺される。

この事件をベースに被害者家族とは?
そして、殺人者を家族にもつ加害者家族とは?
という、一見見過ごしてしまうところの部分に焦点が当てられているドラマです。

妹亜季は何故殺されなくてはいけなかったのか。
殺人者がサイコパスだった時に、その怒りの矛先はどこへ向ければ良いのか。

と、最初から最後まで考えさせられる内容になっています。

主人公深見洋貴を瑛太さん。
少年Aの妹役に満島ひかりさんです。

そして、少年Aを風見俊介さんが演じています。
風見さんの鬼気迫る演技は圧巻です。

それと、瑛太さんと満島さんの2人のシーンではセリフがとても少ないのが印象的です。ちょっと画面から目を離してしまうと、今何の絡みがあったの?と、思ってしまうほど。

これは坂元裕二さんの特徴ではないかと思います。言葉ではなく、仕草や行動で会話をする、みたいなシーンが、このドラマには多かったように思います。

少年犯罪という、少し難しい内容の話で暗いドラマなのかと感じてしまいます。

でも、その中でも、洋貴と双葉の心が通っていく過程ではホッとするシーンもあります。そのときは加害者家族と被害者家族という事を忘れてしまいそうになりました。

こういった暖かいシーンも坂元さんならではですね。

『Woman』(2013年)


このドラマは坂元裕二さんオリジナルの作品です。

これは年収200万円のシングルマザーが、2人の子供を抱えて生きていくリアルな姿を描いているストーリーです。

ドラマというより、まるでドキュメントの世界を観ているかのような錯覚に襲われる内容の話でした。

シングルマザーの小春は最愛の夫を納得いかない事故で亡くす。

2人の幼子を抱えて女手一つで仕事と子育てを頑張っている。

そんな中小春は再生不良性貧血になってしまったり、生き別れた実母との再会があった。

 

シングルマザーの大変さを改めて感じさせられる内容になっています。

シングルマザー小春を満島ひかりさんが演じています。

この『Woman』の前に話題だった『MOTHER』があります。

でも、それに引けを取らない内容のドラマになっています。

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『最高の離婚』(2013年)


この作品は今までの坂元裕二さんの手がけてきた作品とはガラッと変わったものです。

題名から一体どんな内容なのか?
離婚自体が最悪なのに、最高って何?

と、こちらの観たい気持ちをそそるようなタイトルですよね。

2組みのカップルが結婚したり離婚したり、そしてまた一緒になる。
と、昔からは考えられない、今の世の中では離婚は簡単に行われているという状態。
面白くもあり、夫婦間の離婚問題にはこんな事もあるのか?と考えてしまう内容になっています。

このドラマの見どころと言ったらキャストです。
仕事にもプライベートにも完璧を求め、潔癖症の夫光生役に瑛太さん。
どんな事もなんとかなるさ、的な大雑把な妻結夏役に尾野真千子さん。

この真逆な性格の2人の絡みが実に面白い。

その面倒な夫婦に水をさすかのように関わってくる光生の元彼女灯里役に真木よう子さん。
その夫諒役に綾野剛さん。

セリフの所々では、夫婦それぞれの立場からの名言が飛んだり。
毎回見ても飽きないエンディングで披露されるこの4人のダンスシーンはなんとも言えないところでした。

坂元裕二さんの描くストーリーは、いつも観ているこちら側に何らかの課題を投げかけているように感じます。

それに、今人と人との関わり方が殺伐としてきた時代にも、お互いの歩みよりさえあれば、かけがえのない付き合いになっていく。

というメッセージが隠れているような気がします。

だから知らず知らずのうちに、坂元さんのドラマには夢中になってしまうんですね。

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(2016年)

これは記憶にも新しいドラマですね。若い世代の方達の間では特に『いつ恋』と呼ばれヒットしたドラマです。

幼い頃に母親が亡くなり義父母に育てられた音。

会津から上京し運送会社へ就きながら、ひょんな事で音宛ての手紙を手にした練。

練はどうしてもその手紙を音に渡したくて、北海道へ行く。

そこで知り合った音は練の運転してきた会社のトラックに乗り込み、義父母を捨て上京してしまう。

それぞれ田舎から何かを求めて上京して、偶然が重なり出会った若者達。そんな彼らが、静恵さんという一人暮らしの女性の家をたまり場として集う。

仕事や恋に悩み、自分の生き方に葛藤して、ときには道を踏み外す。それでもお互いに想いあい、支え合っていく。

といったストーリーです。

音役に有村架純さん、練役に高良健吾さん。

練の友達晴太役に坂口健太郎さん。

練の恋人木穂子役に高畑充希さん。

音が勤める介護施設を経営しているグループ企業の御曹司朝陽役にAAAの西島隆弘さん。

練の事が好きな練の幼馴染の小夏役に森川葵さん。

若手俳優さんの豪華な顔ぶれでも話題になりましね。

そして、この若者達の癒しの場を提供している静恵さんの家は、なんだか観ているこちらも羨ましくなる様な場所です。

この静恵さん役の八千草薫さんの、あのフワッとしたイメージが、若い世代特有のいざこざの緩和剤になっていますね。

この話は、どこにでもあるような若者の日常を描いています。
それだからこそ、共感でき胸が熱くなるんだと思います。

音と練がアルプス一万尺を2人で笑いながらやったり、コタツに入り、たこ焼きを作りながら家族の話をするシーン。そんな姿は、見ている誰にでも重なる思い出があるものです。

そして、最終話のファミレスでのシーンは、このドラマの一番大事なシーンでした。

音と練の長い会話のシーンなのですが、坂元さんらいしい描写だな、と思わせるものでした。

これで2人で幸せになって終わり。

ではなく、このまま2人の生活はまだまだ普通に続いて行く。

ドラマが終わった後も、2人の事が気になってしまう。虚構と現実の垣根さえも超える物語。そんなふうに感じさせる坂元さんの筆力には脱帽です。

 


以上、『カルテット』脚本担当の坂元裕二さんとその作品について書きました。

この記事はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました。

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